「大好きだったあの子とずっと一緒にいたかった...」
愛するペットを亡くした悲しみはどこまでも深いものでしょう。
「亡くなってしまった後もいつまでも一緒にいたい...」
そうお思いの方もたくさんおられることでしょうか。
そうした思いを叶える供養方法に「手元供養」というものがあります。
字の通り、手元で供養する方法です。
その中のひとつとして「遺骨アクセサリー」という選択があります。
「遺骨アクセサリー」は、アクセサリー内に遺骨を収納できる遺骨ペンダントが有名です。
その他にも、遺骨の炭素成分から作る遺骨ダイヤモンドといった遺骨ジュエリーといったものもあります。
このページでは、こうした遺骨アクセサリーの紹介と選び方のポイントをご紹介します。
大きく2種類に分けられる遺骨アクセサリー
前述したとおり、遺骨アクセサリーは大きく次の2種類に分けることができます。- アクセサリーの中に遺骨を収納するタイプ
- 遺骨を加工してアクセサリーにするタイプ
それぞれの特徴を見ていきましょう。
アクセサリーの中に遺骨を収納するタイプ
こちらのタイプはペットの遺骨を粉骨(砕骨)する以外に何も手を加えず、そのままの状態でアクセサリーの中に封入する遺骨アクセサリーです。アクセサリーのキャップをドライバーなどで開けて、付属のピンセットや漏斗ろうとなどで中に納めます。
こうしたアクセサリーの中に遺骨を収納するタイプのものとしては、次のようなものがあります。
- 遺骨ペンダント
- 遺骨リング
- 遺骨ブレスレット
- 遺骨ブローチ
それぞれ人気の商品を紹介します。
遺骨ペンダント
こちらでいうペンダントはネックレスとイコールだとお考えください。
人気の商品はいかにも遺骨ペンダントというものではなく、普段づかいしていてもおかしくないオシャレで可愛いデザインのものが人気です。
遺骨ペンダント プチオープンハート
25,300円(税込)
遺骨ペンダント アノー
22,000円(税込)
遺骨ペンダント ノーブル
22,000円(税込)
遺骨ペンダント メビウス シルバー925
29,700円(税込)
遺骨リング
遺骨リングで人気がある商品も、遺骨ペンダントと同様に普段づかいできるオシャレで可愛いデザインのものです。
男性にはシンプルなデザインが人気です。
遺骨リング ハート シルバー925
25,300円(税込)
遺骨リング フラワー シルバー925
25,300円(税込)
遺骨リング クリップ シルバー925
25,300円(税込)
遺骨プレスレット
遺骨ブレスレットもやはり普段遣いできるデザインのものが人気です。
ブレスレットの素材は金属製のもの、革製のもの、天然石でできたものなど材質は様々です。
遺骨ブレスレット バングルタイプ ハート シルバー925
48,400円(税込)
遺骨ブレスレット リストブレス ピラミッド
36,300円(税込)
遺骨ブレスレット 念珠ブレスレット 防水タイプ
31,350円(税込)
遺骨ブローチ
肌にアクセサリーを付けることが苦手な方にはブローチがお勧めです。
遺骨ブローチ ハシズク シルバー925
36,300円(税込)
遺骨を収納するタイプのアクセサリー選びのポイント
様々な素材やデザインのものがあり迷いますよね。そんなあなたのために選び方のポイントをお伝えします。
ポイントは5点あります。
- 普段使いできるデザインか
- 重さ、サイズ、素材は適切か
- 品質保証・アフターサービスが充実しているか
- 生活防水または完全防水になっているか
- 名入れ刻印サービスに対応しているか
1.普段使いできるデザインか
どんな服装にも合わせやすい普段づかいできるデザインがお勧めです。
いつも一緒にいたくて購入されるわけですから、この服装のときはちょっと付けられないというのでは寂しいですもんね。
また、中には遺骨を身に着けていることをよく思わない方もいてますので、普段づかいできるデザインであれば変な詮索を受けることもなく気を遣いません。
2.重さ、サイズ、素材は適切か
重すぎず身につけていても疲れないものを選びましょう。
遺骨ペンダントのチェーンの長さは普段使っているもので事前にサイズを確認しておきましょう。また、長さ調整できるかどうかも確認しておくとよいでしょう。
遺骨リングも当然ですが、サイズをしっかりと確認しておきましょう。
また、素材は基本的にお好きな素材を選ばれるのがよいですが、金属アレルギーがある場合は、事前に材質をよく確認しましょう。気になる方は金属アレルギーが出にくいチタンが使われているものを選ばれることをオススメします。
ただしチタンを使っていても、全体がチタンではなくメッキ処理などされていることもあります。販売サイトの案内をよく確認のうえ購入しましょう。
3.品質保証・アフターサービスが充実しているか
毎日、身につけているとチェーンが切れてしまったり修理が必要になるケースが出てきます。
そんなときに品質保証やアフターサービスが充実していると安心できます。
当店で扱っている多くの遺骨アクセサリーには品質保証書がついており、保証書の発行日から1年間は無償で修理しております。(但しペンダントチェーンに関する修理は、お買い上げ後90日以内に限り初回のみ無償で修理)
4.生活防水または完全防水になっているか
久しぶりに中を見て遺骨にカビが生えていたら悲しくなりますよね。隙間から中に水が入ると遺骨が湿気を帯びカビの原因になります。日常生活においても、家事・手洗い・急な雨など水に触れる機会が度々あります。日常使いとして普段からアクセサリーを装着するのであれば、生活防水になっている仕様のものを選ぶと便利です。完全防水であればなお良しです。防水機能がない場合には、水濡れする可能性があるときは外すようにしましょう。
5.名入れ刻印サービスはあるか
遺骨アクセサリーの中には名入れサービスをしてくれるものがあります。刻印することでより想いは強くなるように感じるものです。
ご注文の際には刻印のミスがないよう依頼前には日付、文字、メッセージに間違いがないか確認しましょう。
アクセサリー内への遺骨の収納の仕方
商品によってアクセサリー内への遺骨の収納方法はことなりますが、当店で扱う多くのアクセサリーには次のようなキットが付属しています。
これらを使用して、次の手順で収納します。
遺骨を加工してアクセサリーにするタイプ
次に、遺骨を加工してアクセサリーにするタイプのものを見ていきましょう。遺骨加工アクセサリーである遺骨ジュエリーは、遺骨から炭素やカルシウムなどの成分を抽出して純度を高めた上で作られる宝石類、アコヤ貝に遺骨を核とし挿入し育てる真珠、遺骨と石になる原料を高温で溶かして作る人工宝石などの総称です。
遺骨ダイヤモンドも遺骨ジュエリーに含まれます。さらには遺骨の一部を樹脂で硬化し、ペンダントやリングに直接納めるものも遺骨ジュエリーとされることもあります。科学技術の進歩に伴い今後もさまざまな宝石類が合成されることが可能になるかもしれませんが、現在は次のようなものが製造可能だと言われています。
- ダイヤモンド
- 真珠
- 人工宝石(麗石)
- サファイア
それぞれのジュエリーの特徴を紹介します。
遺骨ダイヤモンド(遺灰ダイヤモンド)
火葬後に取り出される遺骨から炭素成分を抽出し、高温高圧で合成する合成ダイヤモンドになります。
真珠
真珠は、アコヤ貝などの貝にペットの遺骨の一部を核として挿入し、その核に貝が生成する成分が沈着して作られる宝石の一種です。
人工宝石(麗石)
人工宝石の麗石(れいせき)はメモリアルストーンの一種で、ペットの遺骨と石英などを元に高温溶融し、時間をかけて結晶化してつくられます。
サファイア
サファイアは、遺骨のカルシウムをもとに作られます。人工で作るサファイアは天然で作る場合とほとんど変わらないと言われています。
遺骨を加工するタイプのアクセサリー選びのポイント
遺骨加工アクセサリーを選ぶポイントは3点あります。- 加工する遺骨の量は十分あるのか
- 予算内におさまるか
- 証明書・品質保証書を発行してくれるか
それぞれのポイントを順番に見ていきましょう。
1.加工する遺骨の量は十分あるのか
たとえばダイヤモンドを作る場合、ある一定量の遺骨がないと原材料として足らず作れないことがあります。では、どのくらい遺骨の量があればダイヤモンドにできるのでしょうか?
これは業者によってまちまちです。遺骨が70gで作成できるという業者もあれば、400gが必要という業者もあります。ペットの生前の体重が12kgで遺骨は300gと言われています。
遺骨が足りない場合、遺骨でなくても毛や羽から炭素やカルシウムなど生成に必要になる成分を抽出できれば、作成可能と謳う業者もありますので確認されると良いでしょう。
2.予算内におさまるか
あくまで参考価格ではありますが、遺骨をダイヤモンドに加工するには一番小さい0.2カラットでも40万円前後、または1.0カラットにいたっては200万円を超えると言われています。その後のジュエリーにする段階でさらに追加料金が発生することもあります。ご予算の範囲内に抑えられるか事前に確認しておきましょう。
一方、遺骨ダイヤモンドが難しい場合は麗石(人工宝石)であれば10万円台、遺骨真珠であれば30万円台で作成できる商品もあります。予算と相談のうえ検討されるとよいでしょう。
3.証明書・品質保証書を発行してくれるか
信頼できる業者であれば問題ないとは思います。しかし、あとでトラブルにならないため、ペットの遺骨を使用して作成したという証明書を発行してくれる業者をオススメします。ダイヤモンドのの場合は、4Cと言われるカラット(重さ)、カラー(色)、カット(輝き)、クラリティ(透明度)などジュエリーの質の証明書があるものを選びましょう。
ペットの遺骨を身につけるのはいけないことか?
「ペットの遺骨をペンダントとして持ち歩くのは変ですか?」「縁起が悪いと友だちに言われました。いけないことなの?」
このような質問を受けることがあります。
たしかにお年寄りの方を中心にそのような考え方をする方もいらっしゃいます。
しかし、現代では、手元供養も立派な供養のひとつとして考えられています。
また、ペットの供養に関しては、何が正解で何が不正解という性質のものではありません。
大切なことは、あなたがどのように供養してあげたいかということです。
手元供養をしていつも一緒にいたいと思うのであれば、それでよいのです。
分骨(遺骨の一部を遺骨アクセサリーに入れる)しては成仏できないとおっしゃる方もいてます。
しかし、実はもっとも分骨しているのはお釈迦様であるということをご存知でしょうか?
お釈迦様は全国に8万余りもの仏舎利塔に分骨され今も大切に祀られています。
ですので、ペットの遺骨を分骨したら成仏できないというのは、根拠のないことです。
どうぞ安心してください。
大切なこと
最後に大切なことをお話させてください。遺骨アクセサリーを購入する際に大切なのは価格が高い、安いではありません。
ペットの遺骨をダイヤモンドにするのに100万円したとしてもお金を出惜しみしない方もいるでしょう。
その一方で、その20分の1の価格である2万5千円の遺骨ペンダントでもなかなか決められない方もいるでしょう。
しかし、そこは本質ではありません。大切なのは購入された方が単なる贅沢品としてのアクセサリーではなく、「これならずっと持てて安心できる。心が安まる」と思えるかどうかです。
ペットの遺骨アクセサリーは一般的に売られているアクセサリーとは違い、ペットロスを乗り越えるためにも重要な役割を担っています。
- 亡くなったペットを身近に感じることで安心できる
- 寂しいときにそばにいてくれるのを感じられる
- いつまでも忘れずに供養したいとき祈りを捧げられる
たとえ遺骨の形であっても、そばにいるのを感じることができれば、生きることに希望を見いだせるはずです。
そして本当にもう大丈夫だと思えたら、その時は手元を離れても大丈夫なときです。「いままでありとう、もう大丈夫だからね」と遺骨アクセサリーを手放して、土に還してあげてもよいかもしれません。
「遺骨は手元においておいてはダメだ」と周りの人は言うかもしれません。しかし、大切なのはあなたの気持ちです。そのためのひとつの選択肢として、遺骨アクセサリーを検討されても良いかもしれません。
あなたの大好きだったペットが虹の橋でいつまでも元気よく駆け回れるよう、あなたのそばで永遠に輝き続けることを願っています。